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物語
 いつか、どこかにあった魔法の国でのお話です。
魔法使い見習いのレーツェル君は、魔法の勉強を始めてかなりたつのに、まだ『デリート』という柔らかいものを消す魔法だけしか習っていません。 新しい魔法を習いたがるレーツェル君に、お師匠様はいいました。
「魔法使いというのは、ただ魔法の数を使えればいいというものではない。
使うべき場所とタイミングを考えて、きちんと魔法を使いこなすことが大事なのじゃよ。
 しかし、たしかにお前もそろそろ新しい魔法を覚えてもいい頃じゃし、一つ試してみるとしようかのぉ。
 この先にワシのカードをおいてくる。どうやっても取ることができないように見えるカードも、お前の使える『デリート』の魔法だけで集めることができるようにしておくから、すべて集めてみなさい。それができたなら『デリート』の魔法を使いこなせている証拠として、新しい魔法を教えてやろう。」
 それを聞いたレーツェル君は張り切ってカードを集めにいきました。
 はたして、レーツェル君はすべてのカードを集めることができるのでしょうか?
それはあなたの手にかかっています・・・
おまけ
スペースが空いてるので、レーツェル君のお友達を紹介します。
おつきさま おつきさまです。
夜、レーツェル君をやさしく見守ってくれています。
シルクハットがお気に入りです。
おひさま おひさまです。
レーツェル君のこころを明るく照らしてくれています。
いつもにこにこしてます。
森の木さん 森の木さんです。
レーツェル君が困ったときは相談にのってくれます。
魔法のりんごが実ってます。
(ものすごくおいしいらしい・・・)
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